栄養士より

 

◎ミルク一口メモ

仕事復帰するお母さんや、どうしても母乳が足りないときはミルクですね。ミルクのメーカーは、どうして選んでいますか?

乳業メーカーのアンケートによりますと、一番の理由は産院で使っていたからがほとんどで80%近くとなり、他の理由としては、

①上の子に使用していたから

②知人、友人の勧め

③安価だから

④特に決めていない

などが数%ずつです。ミルクは厚生労働省が決めた基準(赤ちゃんの成長に必要な栄養がしっかり入っていること)によって乳児用調製粉乳として許可され、販売されている全てのミルクに消費者庁許可マーク、いわゆるこけしのマークがついています。

では、全てのメーカーのミルク成分が同じであるかというとそうではありません。それぞれの企業努力によってプラスアルファの成分が違います。それぞれの成分を比較して見るしかありませんが、飲み量が少ない時や、便秘が繰り返し続くときは、ミルクを替えることで改善することもあります。各メーカで多少の味の違いがありますので、敏感な赤ちゃんは最初飲み量が少なくなることもありますが、場合によっては替えた方が良いということもありますね。

 

ミルクの最大の利点は、お母さん以外の人(パパ、兄姉など)が与えられるということですが

◎どれくらい飲んだかわかる

◎母乳より腹もちがいい

など挙げられます。2人目、3人目のお母さんは、ミルクの併用で楽になる部分もあるかもしれませんね。

 

栄養士 白石