最近、ニュースで子どもの転落事故が多く取り上げられています。
4歳頃までに高層階で育った子供は、高所に対する恐怖感が欠如してしまうことがあり、一般的に『高所平気症』といわれているようです。
高層階でなくてもベランダや窓からの転落事故もあります。転落事故につながる箇所がないか見直ししたり、ベランダに足場となる物をおかないようにしましょう。
お家の中でもベッドから転落したり、イスや階段から転落し受診されることがあります。ほとんどの場合、経過観察で大事に至らないですが、頭を打ったときは2.3日お子さんの様子を注意してみてあげましょう。
1.意識がはっきりしない
2.顔色が悪くぼんやりしたり、うめいている
3.ひきつけを起こす
4.頭痛がだんだん強くなる
5.吐き気が続いたり、何度も吐く
6.手足をうまく動かせない、しびれる
7.うまくしゃべれない
8.鼻や耳から透明な液が出てくる
9.ものがよく見えない、二重にみえる
10.発熱がみられる
イスや階段などからのちょっとした転落、もちろん気をつけなければいけません。しかしそういった経過が高さに対する恐怖心を学ぶ機会にもなるようです。