9か月健診のお母さんからフォローアップミルクの内容についてや、切りかえる時期についての質問があります。
生まれてすぐ飲むミルク(育児用ミルク)との違いは、月齢が上がっている分タンパク質や鉄、ミネラルなどの栄養が強化されています。
特に鉄分は、赤ちゃんがお腹にいる時にお母さんからもらった鉄分(貯蔵鉄)が、そろそろ減ってきていること、鉄分として離乳食から
摂るのがなかなか難しいことなどのため、消化の良い形で強化されています。
各メーカーからフォローアップが販売されていますが9か月または1歳からの表示になっています。
特に切りかえなければならないということはありませんが栄養成分の強化、そして価格が育児用ミルクに比べて、お安くなっていることは
メリットであると思います。母乳の赤ちゃんには離乳食の食材としてフォローアップミルクを使うことをお勧めします。
母乳には比較的鉄分が少ないので、ミルク粥やかぼちゃ、ポテトのミルク煮など料理のバリエーションも広がり、赤ちゃんも喜んで
食べてくれるのではないでしょうか。
離乳食が3回になっても約半分の栄養は母乳・ミルクで摂っている時期ですので母乳のお母さんはご自分の食事もしっかり摂ることを心がけましょう。
栄養士 白石