一物全体食(★栄養士一口メモ★)

すっかり秋ですね。

収穫の秋、食欲の秋です。

美味しいものがたくさん出回っていますね。

一物全体食という言葉をご存じですか?

食物は一部だけではなく、全体をいただきましょうという考え方です。

丸ごと食べることによって、丸ごとの栄養も摂れますし、ムダも少なくなります。

たとえば、魚は切り身ばかりではなく、ししゃもや小魚、切り身も皮や血合いの部分も

いただくことで、カルシウムや鉄分などの栄養も多く摂れます。

白米より玄米の方がビタミンやミネラルの栄養がかなり豊富です。

野菜も根菜類はなるべく皮をむかず調理することで、おいしさや栄養価も上がります。

ごぼうの風味は皮の部分が多いですし、大根の皮もキンピラにすると美味しいです。

仙台の名物、セリ鍋は根も美味しくいただけます。

山形の赤根ほうれん草も赤い根が甘いですね。

食べられる部分はなるべく捨てずにいただくことでゴミも減らせますのでエコにもつながります。

一挙両得・一石三鳥になりますね。

                                  栄養士 白石